2010年12月16日 更新

最終トーナメントは次のメンバーで行われた。

 

あれ?バダ・ハリがいないよ? と気になる人も多いはず (予選の時点で気になっておくべきか)

バダ・ハリは海外で暴行事件に巻き込まれて事情聴取を受けていて、ちゃんとケリをつけてから復帰したい、ということだ。

本人は暴行事件には関わっていないと言っているが……

 

また、K-1 World GP 2010には出場しないものの、新しく作られたキックボクシングの大会「It's Showtime」には出場した。

出場したのだが………

なんと、It's Showtimeの試合でも再び起きてしまった! 反則失格!

K-1 World GP 2008のレミー戦を彷彿とさせるような「倒れた相手の顔面への蹴り」が再び起きてしまったのだ! (相手はヘスディ・カラケス)

バダ・ハリよ!そんなことでは王者にはなれないぞ!

王者とは常に冷静沈着でなければいけないのだ…

また、レミーも同じように予選の時点で姿が見られないが、目の手術を受けたためのようだ

 

さあ、元に戻って K-1 World GP 2010 の話だ

 

1回戦 マイティ・モー vs ピーター・アーツ

モーは得意の近接戦に持ち込むために、積極的に接近してゆく

しかし、そこに隙が生まれた。 アーツの左ハイキックが炸裂! モーはダウンした

立ち上がったモーに対してアーツはラッシュをかけ、KOを奪った

アーツの勝ちだ!

(モーは最近勝ちが少ない気がする。衰えて来てるのだろうか… アーツよりは若いが、アーツと比べてしまうのは酷だろうか)

 

2回戦 セーム・シュルト vs 京太郎

あんまり覚えてない!

シュルトは、いつもの戦い方でやったと思った

勝敗は判定になり、判定でシュルトの勝利となった

シュルト、史上初のグランプリ5勝となるのか?

ところで、自分的には京太郎はヤンキーっぽくてあまり好きになれない…

 

3回戦 グーカン・サキ vs ダニエル・ギタ

ギタ「ギッタギタにしてやんよ」

すまん!言ってみたかったんだ…

試合開始と同時に、とてつもない気迫が2人を包む

両者ともローキックとパンチを駆使して戦う

その攻撃スピードは速く、そして重い

3ラウンドの戦いを終えても決着は付かず、延長戦へ

しかしそれでもKOにはならず、判定となった

判定はグーカン・サキの勝利

死闘を制したのはアマミヤグーカン・サキだった

 

4回戦 アリスター・オーフレイム vs タイロン・スポーン

優勝候補のアリスターならば、準々決勝ぐらい楽に勝ってしまうだろう… と思っていた

だが違かった。 スポーンのラッシュに苦しめられるアリスター

スポーンの攻撃が効いたのか、全く攻撃しなくなってしまったのだ

だが3ラウンドになり、アリスターが反撃に出る

激しい攻撃に、逆にスポーンが攻撃できない状態になってしまった

勝敗は判定になり、判定でアリスター・ヨガフレイムオーフレイムの勝ちとなった

ヨガファイヤー!

 

準決勝1回戦 ピーター・アーツ vs セーム・シュルト

アーツ、凄い気迫だ。シュルトを激しく攻め立てる

下がるシュルト。 だがアーツは激しく攻撃する

3ラウンドになり、激しい攻撃をしたことでアーツは疲れ始める

しかし底知れぬ根性がアーツを動かし、戦わせる

40歳、脅威のおじ様。 ミスターK-1としての誇りと、そして根性。アーツは3ラウンドが終了するまで激しく戦った

勝敗は判定となった。 判定は… アーツの勝利! アーツの根性が勝利したのだ!

根性の影に恐ろしいほどの努力もあったに違いない、しかし40歳でもここまで戦えるということを証明した。 凄いぞアーツ!

 

準決勝2回戦 グーカン・サキ vs アリスター・オーフレイム

アリスターのミドルキックが炸裂し、サキはKOとなり負けてしまった

どうやら、ギタ戦で肘を痛めてしまったのが原因らしい

アリスターは万全の状態で決勝戦を迎えることとなった

 

決勝 ピーター・アーツ vs アリスター・オーフレイム

試合開始からアリスターは猛ラッシュでアーツに襲い掛かる

アーツ、必死に応戦するも、とうとうダウン。 KOと判定されてしまった

アリスターが優勝だ!

しかし満身創痍のアーツと万全のアリスター。 試合の巡り合わせとは言え、こうまでダメージに差が出ると悲しいものだ

アリスター自身も、決勝ではシュルトと戦うことになると予想していたようだ

だが、そうでなくてもアリスターはとても強い選手なので、勝ったかも知れない

 

しかし…アーツに勝たせてあげたかった気持ちだったなぁ

94年、95年、98年に優勝して以来、善戦はすれど、優勝はしていない

95年に他大会に出場して以来、他大会へは出場していなく、全てK-1のみに出場している

それだけにK-1に対する情熱は激しいのだ

K-1に全てを捧げてきた男、K-1を築き上げてきた男なのだ

他の選手には未来がある。 しかしアーツは年齢も年齢なので、年月が経てば経つほど厳しいのだ…

 

 

トーナメントの結果は以下のようになった

 

 

スーパーファイト 藤本祐介 vs ヘスディ・カラケス

なんと、藤本祐介は引退するのだそうだ…

結構好きだった選手なだけに悲しいぜ

藤本はスキンヘッドだからか、外見ではよく分からなかったが… 35歳! もう相当な歳だったのだ…

そして、その引退試合には、It's Showtime王者となったヘスディ・カラケスが相手だ

今が旬のK-1ファイターを相手に、華々しく最後の花を咲かせるということか

TVでやらなかったので試合の模様は分からないが、1Rで藤本がKO負けしてしまったそうだ

無茶しやがって…

 

 

 

今大会は、大会としては少々残念なことになってしまった

満身創痍のアーツではアリスターに分がありすぎる

サキはギタとの戦いで既に怪我をしていたらしいし、それによるサキ戦での早期KOを考えると、アリスターはかなり回復していたのだから…

勝利の女神、というのが存在するとしたら、今大会では女神はアリスターに微笑みかけすぎていたと思う

やはり一日で複数試合するというのは、とてつもないことなのだね。 運の要素も大きくなるということか

もしもトーナメントの、アーツとアリスターの位置が交替していたらどうなっていただろうなぁ…

アリスターは強い選手なので、それでも勝ったかも知れないがね

また、大会としては少々残念だったのだが、アーツとシュルトの戦いは良い試合だった。 アーツの、男の根性を垣間見たぜ


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2012年5月、アリスターのドーピングが発覚した。
もっとしっかり検査させろよ谷川…

ドーピングが発覚してからのアリスターの戦績は4戦1勝であり、
発覚前と比べるとまるで低くなっている。
(その1勝も判定勝ちであった)

ドーピングの強力さを思い知る出来事であった…
(メイポのジャンボたこ焼きより強力かも…)

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